突発性難聴

突発性難聴は、ある日突然片方の耳の聴こえが悪くなる病気です。朝起きたら聞こえなくなっていた、という形で気づくことが多く、早急な治療が必要な耳鼻科の緊急疾患のひとつです。

症状

・突然の難聴(片耳のみがほとんど)
・耳鳴り
・耳の閉塞感(耳がつまった感じ)
・めまいを伴うこともある

原因

残念ながら、突発性難聴の原因は現在もはっきりわかっていません。内耳の血流障害やウイルス感染などが関与しているといわれていますが、確定的な原因は不明です。

疫学

年間10万人あたり約30人が発症するといわれています。男女差はほぼなく、40〜60代に多い傾向があります。再発は少ないですが、一度発症した耳と反対の耳に起こることがあります。

治療法

標準治療

突発性難聴の標準治療はステロイド薬(副腎皮質ホルモン)の投与です。内服または点滴で行います。

高圧酸素療法

一部の施設では高圧酸素療法も行われています。内耳への酸素供給を高めることで回復を促します。

治療のポイント

発症後できるだけ早く治療を開始することが重要です。 一般的に発症から2週間以内の治療開始が望ましいとされています。

予後

約1/3の方は完全に回復し、約1/3の方は部分的に回復します。残り約1/3の方は聴力が戻りにくいといわれています。早期治療が回復の鍵です。

こんな症状があればすぐに受診を

・突然片耳が聞こえにくくなった
・耳鳴りが突然始まった
・耳がつまった感じが続く

突発性難聴は時間との勝負です。上記の症状があれば、翌日を待たずに耳鼻咽喉科を受診してください。

※この記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。

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